<不織布原反/製法から探す>スパンレース/ケミカルボンド製法
スパンレース製法について
短繊維を機械で均一に並べた綿状のシートへ高圧の水流をあて、繊維同士を絡めて不織布を作ります。
クラレクラフレックスではレーヨン・ポリエステルのほか、クラレグループの特殊分割繊維〈WRAMP®〉やEVOH樹脂〈エバール®〉を用いた芯鞘構造繊維〈ソフィスタ®〉など多岐にわたる繊維を単独あるいは混合して不織布化することができます。
ケミカルボンド製法について
短繊維を機械で均一に並べた綿状のシートへ接着剤を塗布することで、繊維同士を結合させて不織布を作ります。
スパンレースの孔・柄パターンと合わせて、プリントパターン・着色を組み合わせることにより、デザイン性のある不織布を作ることができます。
下記用途以外でも、お客様のご要望に合わせて素材提案をいたします。
「お問い合わせ」よりお気軽にご相談ください。
スパンレース不織布とは?
水流交絡法とも呼ばれ、短繊維をカードと呼ばれる機械でシート化したものに高圧水流をかけて繊維を絡めることで
バインダー(接着剤)や融着による結合点を持たずに不織布を作ります。
スパンレース不織布の特長は?
一般的にスパンレースの特長は以下があげられます。
■ソフトな風合い(柔軟でドレープ性がある)
■毛羽立ちにくさ ■形態安定性 ■生産性が高い
■ノーバインダー
スパンレース不織布の用途は?
一般的な用途には以下のようなものがあります。
▶各種ワイパー用途:柔軟でドレープ性に優れる
例)ウェットワイプ・赤ちゃんのお尻ふき・おしぼり
▶コスメ用途:柔らかく、吸液性に優れる
例)フェイスマスク・ボディペーパー
▶メディカル用途:柔らかく、吸水性に優れる
例)メディカルシーツ・オペシーツ
スパンレース不織布の素材は?
スパンレースに用いられる原料はコットン(綿)・レーヨン・ポリエステルが主流となっています。
クラレクラフレックスではレーヨン・ポリエステルをメインに、クラレグループの特殊繊維なども不織布化しています。
ケミカルボンド不織布とは?
短繊維をカードと呼ばれる機械でシート化したものに、接着剤をプリントし繊維間固定することで不織布を作ります。
ケミカルボンド不織布の特長は?
一般的にケミカルボンド不織布の特長は以下があげられます。
■接着剤で繊維を固定するため変形しにくく、洗濯耐久性がある(毛羽立ちを抑える)
■不織布の硬さを調節できる
■抗菌・難燃など、後加工による機能が付与できる
■着色や模様などデザイン性が付与できる
ケミカルボンド不織布の用途は?
一般的な用途には以下のようなものがあります。
衛生ふきん(カウンタークロス)、衣料用などの芯地、カーペット基材、各種フィルター材