トップメッセージ

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クラレグループの不織布事業は、1971年米国ジョンソン・エンド・ジョンソン社との合弁によるクラレチコピー(株)の誕生と共にスタートしました。その後、数回の社名変更を経たのち、クラレクラフレックス(株)に引き継がれ今日に至っております。この間、半世紀余り、皆様方のご愛顧に支えられて事業を継続してくることができました。従業員一同、心より感謝申し上げます。

不織布は人々の暮らしを便利にする有用な繊維素材です。世界の不織布市場は、新興国を中心に伸張・拡大しており、まさに成長産業といえます。今後地球上の隅々に不織布製品が行き渡ることと予想できます。

当社は創業以来、数多くの不織布製品を国内外にお届けしてきました。衛生用品、ベビー・介護用品、一般産業用品、外食産業向各種資材等、その分野は多岐に亘ります。きっといろいろな場面で当社の不織布を目にしていただいていることと思います。

不織布とは、読んで字のごとく「織らない布」です。織布に比べると、シンプルな工程で製造することができる手軽な繊維素材として、その経済性から、衛生用品やベビー用品等のディスポーザブルを目的とする分野で広く使われるようになりました。しかし、近年では軽さや繊細さ、更には、高濾過性などの機能性を追求した商品開発も進みつつあります。
こうした動きは使い捨てだけでない不織布の高付加価値化の流れであり、不織布はまだまだその可能性を十分に秘めていると言っても過言ではありません。 当社はクラレグループの一員としてグループ内の特長ある原料樹脂を用い、さらに当社独自の不織布製造技術を付加させ、まったく新しい素材開発をすることが可能です。 クラレクラフレックス(株)は、当社にしかできない不織布製品を作り出して、不織布の高付加価値化を進めてまいります。

クラレクラフレックス株式会社
代表取締役社長

松尾 信次